Kinema発注しました
新作マウスKinema(キネマ),やっと大体の部品の発注できました.(3/28)
2代目のマウスはDC吸引4輪マウスです.まあ定番のやつです.普通と違うのは,センサの数,吸引ファンと1717の配置,遊び歯車の存在くらいです.
参考までに(というより備忘録として)使用したソフト,サービス,部品購入先と注意事項等を並べておきます.
- 使用ソフト
・3DCAD Fusion360
・回路CAD Eagle
- 発注先
・3Dプリントサービス DMM (ナイロンと光造形樹脂)
・PCBサービス Elecrow
・モノタロウ ベアリング・スパーギア
・ネオヘリ ピニオンギア
・ウィルコ ねじ部品・シャフト
・エアクラフト 吸引モータ・リポ
・デジキー 電子部品
・秋月電子 電子部品(LED・スピーカー・スライドスイッチ)
・RT フォトトランジスタ
・双葉産業 ナイロンナット・シムリング・タイヤ
- 注意事項とアドバイス
①足回りの設計
外部リンク:DC初心者のための足回り設計に関して - ゴール座標は(7,7)に!
外部リンク:1717使用マウスの足回り制作 - ぱわぷろ活動日誌
- ギアのバックラッシ(モジュール0.5の場合は0.1mm程度)を考慮する.
- ギアがタイヤのゴムと接触しないように緩衝地帯を設ける.
- ギアの歯先円がタイヤの外径より大きくならないように気を付ける.
- タイヤのゴムの厚みを考えて設計する.
②回路設計
・Eagle
- 回路はデータシートの応用例やほかのマウサーの回路を参考にして作る.コンデンサの容量とかもしっかりデータシートを読み込めば書いてある.
- 部品の情報はRSコンポーネンツのサイトからPCB part Library を利用するとフットプリントとかを自作しなくて済む.
- 例えば,本来5Vの線であるはずなのに誤ってGNDとNameをつけてしまった場合.Nameで5Vの名前をGNDに変更すると,5VとGNDが短絡してしまうことになるので注意する.→その配線を消去して配線しなおした.そんなことはなかったです.ごめんなさい!!
・Board
- BoardとSchematicの連携は切らないように気を付ける.
- Fusion360から基板外形を取り込み,回路の情報をプッシュできる.(位置決め用の線とかはEagleで自分で書き込む必要あり)
- シルクの印刷されるレイヤーを確認しておく.
- 位置決め用の線は例えばtDocuなどのレイヤーに書く(この場合シルクで印刷されない)
- 基板発注先(例えばElecrow)のデザインルール等をダウンロードする.
- コマンドに例えばC14と打てば,該当のコンデンサが飛んでくるので探さなくて済んで便利.
- 自動配線はGND等の大電流の流れる線を先に手配線して,信号線のみを自動配線した.
- 自動配線する前の状況に戻したいことが多々あったので,自動配線する前に名前を変えて保存していた.
- 1Aの電流に対して1mm以上の太さを基本として,信号線は0.2mmとした.
- はんだ付けしやすいよう必要に応じてパッドを大きくする.
- ビアやベタGNDについてはネットの情報を参考にした.
- 大電流の流れるところのビアは大きくかつ複数に.
- ベタGNDのクリアランスは設定した方がよい.
③基板発注
・Elecrow
- EagleのtValue,bValueはシルク印刷されないので,印刷したい場合はレイヤーを移動.
- ガーバデータをeagleで作成し,必要なものだけ取り出して,zipにしてアップロード.(難しそうに感じるが,わかればかなり簡単)
- fusionPCBにアップロードすれば簡単にデータをプレビューして,穴やシルクの位置を確認できる.
- 発注の選択例(詳しくはわかりませんし正しいかもわかりません).配送方法:小心者はOCS/ANAを選択.
支払いはクレジットカードとペイパルが必須だと思いました.なんとか春休み中の発注が間に合って一安心です.これで基板出走ができます.新入生教育もあって見通しが立ちませんが,土日で作業して6月のプチ大会に...と思っています.